クリスマス・年末年始に大活躍する食器特集　第１弾！

クリスマス、年末年始と、華やかな食器や上品な食器が大活躍する季節！コロナ禍で、おうちで過ごす方も多いはず。おいしい料理をさらにおいしく引き立てる食器が欲しくなります・・・今回は、クリスマス、年末年始がもっと楽しくなる、華やか・上品な食器を２回に分けてご紹介します！第１回目は有田焼の辻常陸窯と肥前吉田焼の副久製陶所です。１年頑張った自分や、日ごろお世話になっている方へなど、プレゼントにもおすすめなものばかり！ぜひ最後までご覧ください。

宮内庁御用達の上品な食器をご自宅に！特別な時間を一緒にどうぞ。

辻常陸窯（有田焼）

辻常陸窯は江戸時代初期に、日本で最初に染付磁器を宮中に納めた由緒ある窯元です。現在も宮内庁から様々な注文を受けています。辻常陸窯の客間には、宮中晩餐会用の食器や日常用の食器などが飾られています。さらに、窯を囲っているトンバイ塀は、有田の人気の観光スポットです。江戸時代から変わらぬ技術で作品製作を続けることを大切にされています。

＊おすすめ商品紹介

・有田焼／辻常陸窯／麗　REI　染錦花唐草文小皿

金額：￥13,200

ハレの日にぴったりな上品なデザイン。細やかで繊細な絵付は、すべて手作業で描かれています。文様は、伝統的な花唐草文様。つる草の茎や葉、花が絡み合い、どこまでものびている様子から、「繁栄・長寿」の意味があり、正月にぴったりな縁起物です。料理の取り分け皿、ギフトにおすすめのアイテム。

・有田焼／辻常陸窯／染錦翡翠紋形変皿と珍味入

金額：￥12,100

刺身や焼魚など、和食との相性が抜群な皿セットです。雲をイメージしたかわいらしい形で、食卓にアクセントを添えてくれます。描かれている鳥はカワセミ（翡翠）。「清流の宝石」と呼ばれ、宝石のヒスイの名前の由来になった美しい青い鳥です。使っているだけで2022年も良いことがありそうな気持にさせてくれます。

・有田焼／辻常陸窯／白磁菊型三足銘々皿

金額：￥4,400

シンプルで気品を感じさせる菊型皿です。高台が三足で高さがあり、テーブルコーディネートを高級感のある雰囲気に。クリスマスケーキやお菓子を盛るのにおすすめです。もちろん、日常使いにもぜひ。シンプルなデザインはどんなシーンでもご利用いただけます。いやしのティータイムや日々の食卓でお使いください。

＊インタビュー

辻常陸窯　　辻　浩喜さん

・変わるものと変わらぬもの

有田焼の形や絵付けは、有田以外のデザイナーさんも関わるようになり、変わってきていると感じます。特に若手作家さんがしっかり吸収しているのもうれしいと思っています。いつまでも同じものをつくるより、楽しく、いい方向に変わってきている。しかし、宮内庁のものは、変わらぬ品質でつくり続けていかなければなりません。早く大量につくることも大事ですが、丁寧につくることを大切にしています。

・日々の生活

宮内庁へ器を献上しているので、日々の器も高級なものを使っていると思われるのですが、日々使うのは、試作品やうまく仕上がらなかった食器です。形があるうちに捨てるのはもったいなくて、できないですね。つくったものを実際に使うことで、次の作品へ改良につながります。

・運試し

新しいものを製作しているときに、どういうものができるか考えることが楽しみでもあり、怖くもあります。作品づくりは焼き上がってみないとわからないところが難しいです。何回も続けることで、理想の形に近づいていきます。自分のゴールに近づいていく過程が面白い。窯上げは良くも悪くも両極端。どうしても運次第なところがあります。窯を開けるのは、怖い。上手くいく方が少ないですから。でも、失敗を繰り返すことでゴールに近づくことができます。

・年末年始・クリスマスの過ごし方

昨年のクリスマスは、コロナ禍ということもあり、ケーキを食べて、家族でゆっくり過ごしました。コロナ前は、友人家族と集まって、パーティをしてわいわい楽しく過ごしていたのですが・・・

年末年始は、イメージ通りと言われそうですが、窯で製作した重箱を使って、おせちや餅などの正月料理を楽しみます。餅は、母の実家でつくったもの。過ごし方は昔から変わりませんね。あとは、１年の祈願で、神棚や窯、ろくろなどは清めます。初詣は、毎年有田の陶山神社へ行きます。

・2021年の思い出

どこかに旅行するということはなかったです。春は、オンラインでの陶器市でしたが、秋の陶磁器祭りは、リアルで行うことができて、うれしかったです。近場から来る方が多かったですが、お客様と実際に会うことができ、楽しく過ごすことができました。

・2021年の抱負

日々コツコツ丁寧にものつくりを続けていきたいと思います。安定して、良いものを生み出していけるように努めてまいります。

・心が豊かになるものを

皆様の心が豊かになるものをつくり出せるように精進しています。ぜひ、お手に取っていただけますと幸いです。コロナが収束して、お客様とお会いできることを心待ちにしています。

洗練されたデザインに、１つ１つ手づくりの温かみを。ギフトとしても大人気。

副久製陶所（肥前吉田焼）

肥前吉田焼とは、佐賀県嬉野市を産地とする磁器の呼称です。古くから日常生活に根差した食器がつくられてきました。その肥前吉田焼の窯元、副久製陶所は、夫婦二人三脚で焼き物の製作を行っています。代表作「副久GOSUシリーズ」は、デザインスタジオ、TAKT PROJECTとのコラボレーションで生まれた取り組みです。１つ１つ丁寧に描かれる同心円は、熟練の職人が思いを込めて製作しています。

＊おすすめ商品紹介

・肥前吉田焼／副久製陶所／副久GOSU湯呑みペアセット

金額￥6,600

おしゃれなパッケージに収められた湯呑ペアセットはクリスマスのギフトにおすすめです。熟練のろくろ職人が１つ１つ丁寧に成形し、絵付け師がゆっくりと筆を運び、色付けをします。もちろん自分用にもどうぞ。頑張った今年１年を振り返りながら、ゆっくりとお茶の時間を楽しんではいかがでしょうか？

・肥前吉田焼／副久製陶所／副久GOSU5寸皿

金額　各￥4,180

使いやすいサイズで、副久製陶所ご自宅でも大活躍しているそう。シンプルでモダンなデザインと美しい呉須の青色がどんな料理も引き立てます。食べ終わった後までお皿の模様が楽しめるアイテム。その日の気分でお皿を選ぶ楽しさも。テーブルをおしゃれに彩ります。

・肥前吉田焼／副久製陶所／副久GOSUhana小鉢2客

金額　各￥5,500

釉薬の化学変化で花が咲いた様子を楽しむことができる小鉢です。上品な色合いで、使いやすい形から、ギフトにもおすすめ。料理を盛ることで模様が見え隠れしているのも、アクセントになります。洋食・和食問わずお使いいただけますので、日々の食卓でも大活躍する一品です。

※写真は、3.0の色です。色の濃さにより1.0~5.0の5色ご用意しています。

＊インタビュー

副久製陶所　　副島　美智子さん

・仕事が楽しい

まずは自分が楽しんで仕事することにこだわっています。呉須を筆で塗る濃み（だみ）の作業時は、その時の気持ちが出るので、気持ちが出るので、急いでいたりすると仕上がりも自分の中でしっくりこない。ゆったりした気持ちで、お客様のことなど楽しいことを考えてつくっています。楽しいことを考えたほうが、自分でも納得できるものをつくることができます。本当に手間のかかる商品のため、最初にデザイナーさんから商品案をいただいたときは「本当にこれをつくるの？！」と困惑しました。しかし、今はお客様の反応を見ることで、うれしさを感じ、モチベーションにつながっています

・お客様とのつながり

お客様と接して、お話しすることができることに至上の喜びを感じます。あとは、思い描いたとおりに作品ができたときです。焼成して、窯を開ける瞬間はわくわくします。焼き上がり具合で、気持ちが高まったり、落ち込んだりします。季節や湿度など窯の状態で焼き上がりも微妙に変化します

・日々進化

副久GOSUの製作初期は大変でした。本当に手間のかかる難しい工程で、なかなか上手くできませんでした。何度も何度もチャレンジをして、ようやく安定的につくれるようになってきました。日々勉強を重ねることで、商品も進化しています。今でも、初心を忘れないようにPCの壁紙は、初期の副久GOSUです。「あ、初期はこんな感じだったんだな」と今もPCに向かうたびに気持ちを新たに正します。

・クリスマス、正月の過ごし方

せっかくの正月なので普段は食べないようなおいしいものを食べます！そのために時間をかけて料理をします。普段は仕事に集中していますが、この時だけは仕事を忘れて料理に集中！年越しそばや雑煮用に鶏がらから出汁をとり、おせちも１から手づくりします。おいしいものを食べながら、ゆっくり過ごしています。

・2021年の思い出

コロナ禍で、ネットでの購入が増え、メールなどを通して直接お客様とやり取りする機会があったことです。コロナの影響で結婚式のお祝いを送ってもらいたいとご購入される方が増えました。ご注文をいただいたときに「御祝なので新しくおつくりします。少しお時間をいただけないでしょうか。」とお伝えすると、喜んでくださる方が多かったのが印象的です。なかなかお客様と会えなくなったので、こうして直接メールなどでやり取りができることは、新たな喜びがあります。こうして、お客様からの声が製作へのモチベーションにつながります。

・2022年の抱負

海外のネット販売からのお声があり、海外進出も視野に入れています。2022年は国内外のもっと多くの方に副久GOSUを知ってもらえるように頑張っていこうと思います！仕事はキツイこともたくさんありますが、それ以上に、お客様に喜んでもらえたときなど楽しいことがたくさんあるので、辛いことも忘れてしまいますね。

・日々の生活の中に手仕事の良さを

染付の呉須の青の中に手仕事の良さもプラスした商品、副久GOSU。１つ１つ手作業のため、それぞれ表情が違うのも特徴です。生み出した食器を、日々使っていただいていることが何よりもうれしいです。皆様の日々の生活の中でお使いいただけますと幸いです。

クリスマスと年末年始におすすめの食器、第一弾を紹介いたしました。どの職人さんも、使っている方に喜んでほしいという思いをたっぷり込めて製作しています。そんな職人さんがつくった上質な食器を使うと、心が豊かになりますね。次回は、伊万里焼の畑萬陶苑さんと唐津焼の岡本修一さんを紹介予定です。こちらもお楽しみに！